GOGUENとは
GOGUENは、カルダノブロックチェーンの開発フェーズに関する名称の1つです。
スマートコントラクトやマルチアセットなど、企業向けに必要不可欠な機能の実装により、カルダノブロックチェーンによるDAPPS開発が活性化し始めます。
GOGUENへの移行の主な流れ
GOGUENへの移行に向けて、4つのハードフォーク(アップデート)を予定しています。
このアップデートにはそれぞれ名前がついており、3月1日にはメアリーの実装(マルチアセット)が進められています。今後、カルダノブロックチェーン上でスマートコントラクトを実装させるアロンゾの実装が控えている。
4つのコードネーム:ロゼッタ、アレグラ、メアリー、アロンゾ
Maryのアップデートによりできること
これにより、ネイティブに対応する新トークンを作成することができます。CARDANO上での新規トークンの作成は、様々なデジタル情報およびリアルアセットのトークン化を可能とします。
GOGUENの注目すべき2つのポイントその①
①Plutus(プルータス)
プルータスは、スマートコントラクトを書くための関数型プログラム言語です。
特徴としてオンチェーン、オフチェーンともに、既存のスマートコントラクト実装と比べ、より一貫性のあるシステム開発が可能になります。
GOGUENの注目すべき2つのポイントその②
②Marlowe(マーロウ)
マーロウは、金融関係の内容に特化して設計されたコンピュータ言語です。
プログラマーでなくとも金融関係のスマートコントラクトを簡単に構築することができます。これにより、アプリケーションの開発が促進される環境が整います。
Alonzo (アロンゾ)とは
ShelleyからGoguenに移行する3段階のうち、3段階目のアップデートの呼び名です。この呼び名は、アメリカの論理学者であり数学者でもある、アロンゾ・チャーチに由来しています。
Alonzo (アロンゾ)の開発進捗
カルダノ(ADA)の開発を行うIOHKは9月2日、テストネットにスマートコントラクト「Plutus(プルータス)」をローンチすることに成功したと発表しています。
https://twitter.com/InputOutputHK/status/1433399383203012609?s=20
Alonzoは、複数のフェーズに分けて行われており、各フェーズは色で識別されています。
現在のフェーズであるAlonzo Blueは、Alonzo White、Alonzo Purpleと引き継がれていきます。
スマートコントラクト「Plutus(プルータス)」をローンチすることで、カルダノを利用した分散型アプリケーションは今後、増加することが見込まれます。
Cardanoは、専門家の評価や検証を伴う査読付きの実装構造を採用しており、着実な開発の歩みを進めてきました。Alonzoは、設立から約6年が経過し、このアップデートが完了すると、Goguenが完成します。